自分より他人からどう見えるかが大事
今日も絶好調!年間講演依頼100本超・ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。「他人から見たイメージはイコール運だと考えていいでしょう。成功することよりも、成功しているように見えることの方に価値がある。それこそが運のもとなのです。どんななに能力や実績があっても、他人から見て『ある』と思われなければ、『ない』のと同じです。」
(「成功したけりゃ脳に一流のウソを語れ」西田文郎著 大和書房 より)
私は
自分が実際にどうなのかより
自分は他人からどう見えるかの方が
商売では大事である、と思っています。
だって、どんなに本人が
「私は一生懸命にやっています!」
と力説しても、周りの人がそれを認めなければ
仕事上では意味が無いでしょ。
もちろん、反論はあると思う。
他人がどう思おうと、感じようと
自分はちゃんとやっている!
という生き方と信念は大事である。
でも、もしあなたの友達が
「私はいつもちゃんとやっている!」
と力説しても、あなたが
「こいつは甘いな・・・」
と感じているとしたら、
その友達をちゃんとした奴だとは思わないはず。
同じようにあなたが
「私はいつも親身になって世話をしている!」
と力説しても、相手がそう感じなければ
「あなたはいつも親身になってくれるわね。ありがとう」
とは言われない。
「私は優秀だ!」
と力説しても、周りがそれを認めていなければ
仕事は回って来ない。
実際のところはともかくとして
「あいつは優秀だ」
と思われるから
仕事が回ってくる。
「私は手を抜かない!」
と力説しても、周りがそれを認めていなければ
やはり、仕事は回って来ない。
実際のところはともかくとして
「あいつは手を抜かない奴だ」
と思われるから
仕事が回ってくる。
もちろん、化けの皮はすぐにはがれるので
一生懸命、ちゃんとしている、親身である、優秀である、手を抜かないと
「見えるだけ」では商売は3年以上は続かない。
しかし、私が見る限り
自分で
「私は一生懸命にやっています!」
「私はいつもちゃんとやっている!」
「私はいつも親身になって世話をしている!」
「私は優秀だ!」
「私は手を抜かない!」
と言うこと「だけ」にしか注意を払っていない人のなんと多いことか。
もう一度言うよ。
仕事では
自分が実際にどうなのかより
自分は他人からどう見えるかの方が
大事である。
このことが理解できずに埋もれている人が多い。
まずは頭を出さなきゃ。
頭を出して、周りから認められて、
それから
「私は一生懸命にやっています!」
「私はいつもちゃんとやっている!」
「私はいつも親身になって世話をしている!」
「私は優秀だ!」
「私は手を抜かない!」
と言えばいいのである。
それまでは
「あいつは一生懸命にやっている」
「あいつはいつもちゃんとやっている」
「あいつはいつも親身になって世話をしている」
「あいつは優秀だ」
「あいつは手を抜かない」
と言われるにはどういう見せ方、振る舞い、言動を
すればいいのかを考えたほうがいい。
どんなに能力や実績や意欲があっても、
他人から見て『ある』と思われなければ、
それは『全然ない』のと同じである。