商品か、お客さんか


独立志望者の方からもメールを頂きます。

「こんな商品を販売しようと思っています。どうでしょうか?」
「こういうサービスを提供しようと計画していますが、どう思いますか?」
・・等々を頂きます。
(お問合わせ頂く方へ/
すみません。全てにはお返事不可能な状態です。
返事が出来ない方ごめんなさいね!)


また、新規事業を計画中の方からも相談を受けます。
こんな相談です。
↓ ↓
「こんな商品を販売しようと思っています。どうでしょうか?」
「こういうサービスを提供しようと計画していますが、どう思いますか?」


同じですね・・・。
独立志望者の方から頂く質問も、新規事業を考えている経営者の方からの質問も。


不思議ですが次のような質問は一度も聞いたことがありません。
『こんなお客さんがいるのですが
何を売ればいいでしょうか?』



もし、こういう質問をする人がいたらその人は「売れ」ます。

売上げをもたらしてくれるのは「商品」ではなく、
「お客さん」だからです。


だから、起業したり新規事業を興そうと考える場合に
商品作りに手間とヒマと金をかけるなら
その分を「お客さん作り」に投入した方が良いです。


実際にはまだ商品の購入をした方ではないので
「お客さん作り」ではなく「見込み客作り」です。

「見込み客作り」ではピンと来ない人は
「自分(自社)のファン作り」というと分かり易いかもしれません。


極端な話ですが
「商品があってもお客さんがいないと売れないが、
お客さんがいれば商品は売れる」
ということです。

だから、正直に言うと
「こんな商品を販売しようと思っています。どうでしょうか?」
「こういうサービスを提供しようと計画していますが、どう思いますか?」
・・等々と質問を頂いても
「売れるかもしれないけど、売れないかもしれませんね。」
という返事が正直な返事となります。
(戦略的に事業計画を立てて、細かな実行戦術の構築によって
売れる確率は高まることは確かです。)


以前、ある経営者の方からこんな相談を受けたことがあります。
「競合店も出店してきて年々売上げも下がってきています。
このままではジリ貧なのでPという商品の販売を計画してますが売れるでしょうか?
意見を聞かせて下さい。」


その経営者の方はこれから販売しようとしているそのPという商品が
いかに質の高い商品であるか、
いかに身体に良い商品であるか、
いかに自分のやる気があるかをしばらく話してくれました。


そして、最後の最後にポツリとこんなことを言いました。
「今までのお客さんのデータが
10年分で○万件あります。」



その瞬間に私は思わず言いました。
『売れるにきまってるじゃないですか!』



この経営者の方は「売上げを上げよう」としたのではなく、
「Pという商品を売ろう」としていたのです。


もう一度言いますが
売上げをもたらしてくれるのは「商品」ではなく、「お客さん」です。


その経営者の方は過去10年間の間の顧客データを全て
管理、記録しているそうです。
でも、今までそのデータをな~んにも活用してこなかったそうです。

分かる方には分かると思いますがPという商品どころか
「何を売っても売れる確率が高い」
ですよね。


起業しよう、新規事業を興そうとする場合
とかく「売れる商品」「儲かるサービス」を探そうとしますが、
「売れる商品」や「儲かるサービス」が存在するのではなく、
「見込み客=あなたのファン」がいるから
「売れる商品」や「儲かるサービス」が生まれるのです。

もし、あなたも今、「何か売れる商品がないかな・・・。」等と考えているなら
その時間で「今までのお客さんを掘り起こす」ことや
「あなたのファンを増やすこと」を考えた方がいいですよ。






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