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◆使者の運命
使者の運命


「お宅だから言うけどさぁ、あの人評判悪いのよ。」
と、折に触れ、電話の向こうから話すNおばさん。


このおばさんの話を聞くと古代ペルシャの皇帝に仕えていた使者のことを想像します。
使者は戦地の状況をいち早く皇帝に伝える役目を持っていますが、戦局有利の知らせを持ってくる使者は皇帝に大いに喜ばれもてなされる。


しかし、戦局不利、あるいは敗戦の知らせを持ってきた使者はその命さえ奪われた・・・。
(参照:影響力の武器 ロバート・D・チャルディーニ著)


戦局と使者の間にはなんの因果関係もありませんが、良い知らせであれ悪い知らせであれ、その情報と情報をもたらした人に好意や嫌悪感が結びつけられます。


同僚や知人がいつも
「今日はとんでもない悲惨な目に遭ってさ・・・」
「今日は最悪だよ。聞いてくれよ・・・」
「今日のアイツの態度には頭に来た!」
「今日は、ぜんぜん、やる気でね~」
「今日は身体がダルよ。風邪かなオレ・・・」
と言って毎日毎日現れたら、なんとなく近寄りたくないでしょ。
一緒にいたくないですよね。違います?


反対に
「今日はいい天気だね。おはよ~!」
「今日はツイてるぞ!うれしい~」
「今日は朝から良いことがあってさ・・」
「今日も快調、絶好調~」
「今日も良い日になるといいね!」
と言って毎日毎日現れたら、なんとなく元気がでるし、幸運がこちらにも伝わってきそうなきがするでしょ。そんな気がしませんか?


こういう会話や言葉って「自分では気づかないクセ」なんです。
口臭と同じで自分では気づかないけど、相手は感じとっています。


人は「良い知らせ」を持ってくる人に好意を抱きます。



自分が何気ない会話だと思って無意識に発している言葉に注意しましょう。
無意識なのでなかなか気づくことができませんが、口臭と同じで相手の表情から判断できます。


いつも自分と話している相手の顔が固く、暗く、悲しそうなら、100%ではありませんが、それはあなたの発している言葉が固く、暗く、悲しい内容である場合が多い。
自分の口臭がくさいことを想像するとイメージしやすいかもしれませんね。


相手の表情が朗らかで、明るく、楽しそうなら、こちらも100%ではありませんが、それはあなたの発している言葉が好ましい、楽しい内容である場合が多い。


お客さんや周囲の人とコミュニケーションをする時には
たまには皇帝に仕えていた使者の運命を思い出すと良いかもしれませんね。

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