『触れる影響力』
 
繁盛店にはいくつかの共通項があるけれど、触れるということもその一つ。
どういうことかと言うと繁盛店ではレジに愛想の良い女性が居て、お釣りを
渡すときにお客さんの手に触れることが多いということ。
(参照:「ビジネスマンのための行動観察入門」講談社現代新書)
 
 
また、アメリカで行なわれた実験で飲食店ではさりげなくお客さんの肩や
手に触れる回数が多いウェイトレスの方が多くのチップをもらえるという
調査結果が報告されている。
 
 
上記は全て女性店員による触れる効果だけれども、もちろん、男性
スタッフがお客さんに触れることでも効果はある。
 
フランスではこんな実験が行なわれている。
中古車販売店にやってきた男性に男性販売員が対応する。そして、
「車の中もご覧下さい」と言葉をかける時にお客さんの腕を1秒触った
販売員の方が腕に触れなかった販売員よりもお客さんから高評価を得た。
(参照:「心理戦で必ず勝てる人たらし魔術」PHP研究所)
 
 
心理学ではタッチングと言うのだけれど、触れることの影響力は想像以上に大きい。
 
 
私自身の経験でも握手をして名刺交換をした相手と握手をしないで
名刺交換をした相手では前者の方がすぐに友好的な関係を築くことが
できることは何度も経験している。
 
 
また、以前長期入院中に胃カメラ検査を何度も行なった。
毎回、のどに胃カメラが入ると嘔吐しそうになり非常に苦しい思いをした。
ある日の検査で看護士がずっと私の肩に手を置いてくれた。
すると、その時にはす~っとスムーズに胃カメラはのどに入っていった経験がある。
 
 
もちろん、セクハラ等の問題もあるので人に触れることには注意が
必要だけれども、実際に人は触れられると心に大きな影響を受ける、
ということもビジネスマンと商売人は知っておいて損はない。
 
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