心理学にTOTEモデルという目標達成のための概念がある。
 
Test テスト
Operate 操作
Test テスト
Exit 出口(目標実現)
 
TOTEモデルとは上記の頭文字を取ったもの。
通常、私たちが何かを達成しようと思うときには
最初に出口(=目標・ゴール)を設定します。
 
そして、出口に向かための何らかしらの具体的な行動を行い、
その行動によってゴールが達成されたかどうかをテストします。
 
もし、そのテストによりゴールが達成されたならそれで万歳!!
おめでとう、となります。
しかし、もしゴールが達成されていない場合は、別のことをテストします。
再びそのテストによりゴールが達成されたならそれでOK。
しかし、またしてもゴールが達成されていない場合は、
さらに別のことをテストします。
 
この場合、何かをテストして、その結果が思うような状態にならなくても
それを失敗とは捉えません。
それはゴールに至るための単なるフィードバック、
言い換えればゴールに至るための情報、気づき、示唆だということ。
 
このTOTEモデルをチョー簡単に言うと
「うまくいかなかったら、別のことを試してみろ!」
ということ。
 
よく、こんなことを言われることがある。
「酒井さん、私の考えは間違っていないと思うんですよ。」
「これを続けているのですがどうも上手くいかないんです。」
 
そう、あなたの考え方は間違っていないかもしれない。
そして、あなたが何を続けていようと問題はない。
 
ただし、
あなたの考えや行動がどうであれ
もし、欲しい成果が手に入っていないのであれば
別のことを試してみるしかない。
 
「酒井さんは短期間で人気講師になって日本全国を周っていて
スゴイですね。」
と言われるけど、そこに至るまでにはかなりたくさんの
Test→Operate→Test→Operate→Test・・・を繰り返している。
当たり前だけど1週間や数か月で今の状態になったわけじゃない。
 
また、知人でも仕事や人生で自分の欲しいものを手に入れている人は
必ずと言っていいほど実に様々なことにトライしている。
 
おそらく、身近に居て傍から見ていると
「こいつ、またダメだったじゃねーか。
おっと、また新しいことを始めやがった。」
と思うはずである。もしかしたら
「こいつ、懲りない奴だな。馬鹿だなあ。。。」
と思う人もいる。
 
しかし、本人は自分で描いたゴールが達成されていない場合は、
飽きることなく別のことをテストする。
なぜ、飽きることなく、めげずに、
馬鹿にされても、続けることができるのか?
 
それが「生き方」になっているからだ。
だから、結果としていつかはゴールに至る。
 
自分の今の考えや行動がどうであれ
もし、欲しい成果が手に入っていないのであれば
やり続けることは一つ。
別のことを試してみるべし。
 
 
ビジネスコミュニケーション心理学の知識とスキルを学ぶことは
あなたの仕事に影響を与え、そしてあなたの人生を大きく変える。
 
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