☆講演依頼件数年間100件超・酒井とし夫のビジネス心理学☆

下記に3つの話を書きました。それぞれの描写の違いが分かりますか?

(話その1)
明け方にとてもリアルな夢を見た。
巨大な目覚まし時計が目をつり上げながら怖い形相で私をにらんでいる。
その目覚まし時計は顔を真っ赤にしてこちらをじ~っと見ている。
その目が怖くて、目が覚めた。そして、私はすぐに時計のベルを止めた。

カーテンを開けると太陽の光が差し込んできたが、まぶしくてまだ目がよく開かない。少しずつ目が慣れてくると都心の高層ビル群がぼやっと見えてきた。青い空にぽっかりと浮かぶ白い雲。
部屋のTVをつけると司会者が顔を真っ赤にして何かを訴えていた。

(話その2)
明け方、目覚まし時計のけたたましい音が耳に飛び込んできた。
「もう、時間か・・」
そう言いながら、私は布団を抜け出てすぐにうるさい時計のベルを止めた。

カーテンを開け、ベランダに出ると早朝の都心の音が聞こえる。
トラックの走る音。近くで鳴るクラクション。遠くから聞こえサイレン。救急車だろうか。
部屋のTVをつけると司会者が大声で何かを叫んでいた。

(話その3)
明け方、暑さで寝苦しい布団の中で寝返りをうつ。目覚まし時計が鳴った気がした。頭が痛い。私はもそもそと右手を伸ばして時計のベルを止める。手のひらも汗で湿っている。

右手でカーテンを開け、ベランダに出る。太陽に温められたサンダルの熱が足裏に伝わる。今日も朝から暑い。気温がぐんぐん上がっている感じがする。背中の汗でねっとりとパジャマが貼りつく。
部屋のTVをつけるとアナウンサーがデスクをドンドンと叩いていた。


・・・どれも朝方の出来事を描写していますが、一番目は視覚表現、二番目は聴覚表現、三番目は体感覚表現を主に使用しています。


人は物事を理解、認識する時に視覚、聴覚、体感覚を通してその物事を体験しますが、どの感覚を主に使うかは人によって違うそうです。
そのため、話をする時やコピーを書く時には視覚表現、聴覚表現、体感覚表現をバランスよくちりばめながら表現するとより多くの人に伝わりやすくなります。

ちょっとした言葉の使い方がコミュニケーションの質を大きく変えますね。あなたも今朝の出来事を視覚表現、聴覚表現、体感覚表現のそれぞれで描写してみてください。

PS.
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