「コミュニケーションが下手なんです。
何を話していいか分からないんです。どうしたらいいでしょう。」
と、聞かれたことがある。

うん、特に気負って話さなくてもいい。
まずは、相手の話にうなづき、あいづちを打ち、バックトラッキングする。

そして、相手が「話したい」「関心がある」と思われる言葉を探す。
具体的には相手の言葉の中で次の表現に注意する。
感情表現、欲求表現、特徴表現。

感情表現とは喜怒哀楽を表す言葉。
例えば
「○○が好き。」
「○○が嫌い。」
「○○に怒った。」
という感情を表す表現。
こういった言葉は感情とともに口から出るので、相手はその対象となっている事柄に強い興味関心こだわりを持っている可能性が高い。

だから、こういった表現が出てきたら。
「○○が好きということですがもう少し聞かせてもらえませんか?」
といった質問でさらに会話を広げるのだ。

次に欲求表現。
これは
「○○したい。」
「○○が欲しい。」
「○○をやりたくない。」
といった表現。
これも感情から出る言葉なので相手はその事柄に高い関心がある。

次が特徴表現。
これは普段ならあまり使わない言葉や単語のこと。
例えば
「この状態は群雄割拠だよね。」
「非常にスペシフィックな出来事だった。」
「あの時は五里霧中だった。」
といった通常の会話では出てこない言葉。
こういった言葉が出るときも相手はその事柄に高い関心がある。

コミュニケーションが上手な人というと
「しゃべりがうまい」
という印象を持つ人が多いけど、コミュニケーションが上手な人というのは実は相手から会話を引き出すのがうまい人のことだ。

さらに他のコミュニケーションスキルは下記の動画でチェックしてください。
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数年前まで私はツルハシ持って穴を掘っていました。そこから全国講演講師になるまでの実話公開。
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