☆ビジネス・コミュニケーション心理スキル384☆
たしかエリック・クラプトンがこんなこと言ってたよなあ・・と思いながら講演後の講師控室で考えていました。

「ステージに上がったら自分が1番上手いと思え。そしてステージを降りたら自分が1番下手だと思え」

先週の火曜日栃木県宇都宮市で栃木県産業振興センターさんのお招きで講演を行いました。そのまま和歌山へ移動して木曜日に和歌山商工会議所さんで講演。そして、今週の月曜日は新潟市で理容師美容師指導者研修会で講演。

いつも講演前には
「俺は天才だ!」
と思って演台に上がる。

そうしないとプレッシャーに押しつぶされるからね。

想像して欲しいんだけどいい?
あなたはこれから講演をする。会場に向かうとそこは県下随一の大きな大きなホテルだ。エントランスでは身なりの良い担当者数人があなたを待っている。「こんにちは」と言うその担当者たちも少し緊張気味のように見える。名刺交換をして、その後、講師控室に案内される。エアコンの効いた涼しい部屋。お尻が深く沈む革張りのソファに座り、お茶を飲みしばし談笑する。「少し早いですが会場をご覧になりますか」と会場に案内される。毛足の長い絨毯の上を歩く。あちこちの壁には高価な絵が飾られている。「こちらになります」会場入り口の大きなドアが開くと天上から下がったシャンデリア照明がキラキラしている。フロアにはテーブルとイスが整然と並べられており、あちこちで設営スタッフが準備を進めている。みんなこちらを振り返り「こんにちは」と言う。舞台を見ると演台は地上から70センチほど高い。舞台脇にある階段を昇り壇上に立つとマイクや垂れ幕、ホワイトボードも既に準備されている。舞台から正面を見る。会場は左右に向かって真っ白なクロスのテーブルが5台。広く、奥もにも広くテーブルは何台あるのか分からない。「先生、マイクチェックして頂いてもいいですか」と言われる。自分の声が広い会場内に響き渡る。
「今日は何名のご参加ですか?」
「200人ちょっと予定です。
みんな楽しみにしていますので2時間よろしくお願いします。」

・・・数時間後、壇上には一人でマイクを握って立っているあなたがいる・・ドキドキ・・目の前には200人の人、人、人・・全員があなたを見ている・・ドキドキ・・そして、いよいよあなたはマイクを近づけて第一声を口にする。

~~なんて、ことを毎週、毎週日本全国のあちこちに行ってやっている。
今年は年間の半分以上は移動しているけど、そりゃ、今でもプレッシャーはあるさ。

「俺は天才だ!」
と思って舞台に上がらないと潰れる。
弱々しく、小さな声で、背中を丸めて登壇するわけにはいかない。
それは絶対にできない。やらない。やりたくない。
だから、
「俺は天才だ!」
と思って上がる。

そして、講演後ほぼ毎回、講師控室でこう思う。
「オレハ、ナンテ、ヘタナンダ」

だからまた練習する。
そして、次の会場に行ってまたこう思うんだ。
「俺は天才だ!」

仕事とはこんなことの繰り返しなのかもしれないね・・。

PS.
ちょっとした意識が仕事と人生を大きく変える!酒井とし夫の動画セミナー全編90分で公開中です。
http://www.middleage.jp/sem/ 
10倍売れるキャッチコピーと広告文章がスラスラ書ける秘訣
http://www.middleage.jp/catchdvd/catchdvd.html
酒井とし夫の講演会・研修・コーチング・コンサル
http://www.middleage.jp/kouenkoushi/ 
数年前まで私はツルハシ持って穴を掘っていました。そこから全国講演講師になるまでの実話公開。
http://www.middleage.jp/kouenkoushi/image/story.pdf