☆ビジネス心理学講師・酒井とし夫のメッセージ 412
傍目八目という言葉がある。
おかめはちもく・・・他人の囲碁を見ていると、対局者本人より冷静な視点で戦局を見ることができるので八目先までも手が読める・・・第三者のほうが当事者以上に判断できるということだね。

だから自分のことはとにかく、人のことに関しては上手なアドバイスができる人がいるわけだ。

自分の会社や店のことになるとどうすればいいのか分からないのに、他人の会社や店には
「もっとここをこうした方がいいんじゃないの」
等とアドバイスできる。しかも、それが結構的を得ていたりする。

これはたぶん客観視できるかどうかの違いだと思う。
主観が強すぎるとものごとの一面しか見ることができないが、客観視できると対象を表や裏や上や下や斜めから捉えることができ、主観では見えなかったことが見えるのだ。

そのため自分のことをセルフコーチングしたり、自分の会社のことをセルフコンサルティングしようと思うなら問題や課題を客観視できるようにした方がいい。

どうすればいいか。
一番簡単な方法は「書く」ことだ。

抽象的で形のない課題や問題を「書く」という行為を通じて「文章」という見える形にする。すると曖昧模糊(あいまいもこ)であった対象が扱える対象に変わる。

さらに少し上級テクニックを使うと問題そのものを擬人化するのも効果的である。たとえば抱えている課題をキャラクター化してしまうのだ。
問題があちこち飛び跳ねて捕まえられないイメージなら「ふなっしー」と考えてもいい。

どうしたらこの
ふなっしーを手なずけることができるかを考えるのだ。

あるいはもっと上級編になると問題や課題を抱えている自分の姿をまるで映画のスクリーンに投影するようにして客席からそれを眺める。
それを見ながら
「もっと上から攻めればいいのに」
とか
「あっ!そっちにいくと危ないぞ」
といったように主人公である自分に語りかける。

どれもやっていることは同じ。
基本は対象を客観視できるようにするということ。

これだけで視点がかなり広がる。
興味のある方はお試しあれ。

 
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