☆ビジネス心理学講師・酒井とし夫のメッセージ 616
【難題を解決する方法】


「あなたはそれが上手くできたときはいつですか?」
と問うと相手は考え始める。

目の前に
「※※で困っている。どうしても対応できない。
※※が上手くいかないのですがどうしたらいいでしょうか?」
と悩んでいる人がいる。
彼にはまったく解決の糸口が見つからないようである。
まったくもって途方にくれている。

だから、問う。
「あなたはそれが上手くできたときはいつですか?」

すると多くの人がしばらく考えてからこう答える。
「う~ん、○○の時かな。あの時は自分では上手く対応できたと思う。」

そこでさらに問う。
「そのときは※※はどうやって処理したのですか?」

すると相手が自慢げに答える。
「○○をしたんです。○○もやってみましたがこれが上手くいったんですよ。」

そこでさらに問う。
「では、あなたには※※に対応する能力と知識と経験があるのですね。」

すると相手が答える。
「あっ!そうですね。今、気づきました。」

たいていの問題はその本人に解決策や解決能力がある。

あなたにも次のような経験がないだろうか?
「ねえ、ねえ、相談に乗ってよ!」
「うん、いいよ。」

・・・と相手の話を聞いているうちに相手がこう言う。
「あっ!そうか。分かった!!ありがとう!!」

な~んにもアドバイスしていないにもかかわらずである。
な~んにもアドバイスしていないにもかかわらず
「あっ!そうか。分かった!!ありがとう!!」
となるのである。

反対に次のような経験がないだろうか?
「ねえ、ねえ、相談に乗ってよ!」
「うん、いいよ。」

・・・と相手の話を聞いてあなたは相手にいろいろとアドバイスをする。
すると相手がこう言う。
「そりゃ、言ってることは分かるよ。正論はそうだよ。
でも、それが出来れば苦労しないよ。
出来ないからこうやって相談してるんじゃないか。まったく・・。」

すげ~親身になって話を聞いてあげたにもかかわらずである。
すげ~親身なってアドバイスをしてあげたにもかかわらず
「まったく・・。」
なのである。

たいていの問題はその本人に解決策や解決能力がある。
しかし、そのことに気づいていないことも往々にしてある
このことを理解していないと
親切心から伝えたアドバイスは余計なお世話にもなるのである。

 
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