※広告会社・印刷会社制作部門の方向けの記事です。

■広告業界を取り巻く現状を知る

あなたもご存知のとおりバブル期以降、景気が下降傾向を示すたびに企業コストの中で真っ先に削減されてきたのは接待費と広告宣伝費です。

そして、リーマン・ショック以降、企業業績は急速に悪化のスピードを速め、今、全ての業界の中で最も大きな影響を受けているのが広告・制作・印刷関連業界です。

帝国データバンクの調査によると、昨年度上期の広告業者の倒産はなんと前年同期比40.6%増に達していると報告されています。
さらに「広告関連業者の倒産は増加基調が続いており、2001年度以降過去最悪のペースで推移している」とも報告されています。

私が講演会場で広告代理業、広告制作会社、印刷会社、デザイン事務所といった業種の方から相談を受けることが多いのも無理からぬことです。

講演会場でお話を伺っていると特に紙媒体を扱う広告代理店、制作会社、印刷会社、デザイン事務所の売上げの落ち込みは顕著で、どんどん市場が縮小する中で限られたパイを奪い合う非常に厳しい競争過多の状態に落ち込んでいるようです。

扱い高の大きなテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット等の媒体枠を右から左に動かす大手広告代理店とは異なり、日本各地に存在する社員数が1~20名規模の広告関連企業は、今、非常に厳しい時代の洗礼を受けていることは間違いなく、この状態はまだ数年は続きそうな気配です。

そして、実はもう一つの大きな問題がこの業界にはあるのです・・・。

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