中小個人企業はランチェスター弱者の戦略で戦え!


ランチェスター戦略って、イマイチ応用法が良く分からない。」
とある方から言われました。

確かにランチェスター戦略自体は戦争における競争の法則が元になっているので難しいし、分かりにくいところもありますね。

今日は中小個人企業にも分かりやすい「一騎打ち戦の法則」を説明しましょう。

最初に少しだけ難しい話をします。
ランチェスター戦略には第一法則と第二法則があります。
第一法則は射程距離が短い兵器を使う戦いの仕方です。
射程距離が短い兵器とは刀や槍ですね。

たとえば相手軍100人、自軍50人が刀や槍を持って戦ったします。
この場合、武器と兵士の質に差がなければ自軍50人が全滅する場合には、相手軍も50人の戦死者が出ます。(1対1でぶつかるからですね)
つまり、この場合の攻撃力は「兵力数に比例する」ということです。

この戦い方を会社の利益を生み出す「営業マン」で考えてみましょう。
大企業1人vs中小企業0.5人(半分)の一騎打ち戦の場合の力関係は
1:0.5となり攻撃力は兵力数に比例します。
1のインプットで1のアウトプット。投入した数の分だけの結果が出るということです。

第二法則は射程距離が長い兵器を使う戦いの仕方です。
射程距離が長い兵器とは鉄砲ですね。

たとえば相手軍5人、自軍2人が離れて鉄砲を打ち合う時を考えてみましょう。
この場合、自軍は5人から1/2の確率で相手から狙われます。
つまり損害確率は5/2です。
相手軍は自軍の2人から1/5の確率で狙われますから損害確率は2/5です。
分母を同じにすると25/10対4/10となります。

損害量の反対は攻撃力ですから、このような戦いを相手軍5人:自軍2人で行なうと、攻撃力は5:2ではなく25:4になるのです。
つまり、この場合の攻撃力は「兵力数の2乗に比例する」ということです。

やはり、この戦い方を会社の利益を生み出す「営業マン」で考えてみましょう。
大企業1人vs中小企業0.5人(半分)の間隔戦の場合の力関係は
2乗比になりますから1:0.5ではなく1:0.25になります。

すると、中小企業の兵力数は大企業に比べて1/2なのに、効率は1/4になってしまいます。
効率が悪いですよね。

難しいですか?
簡単に言うと兵力数の劣る中小企業は間隔戦で戦うと次のようになるということ。
 ↓
『働いても働いても、効率が悪いので儲からん!』

じゃあ、働いた分だけ儲かるようにするにはどうしたら良いでしょう?
そうですね。
兵力数で劣る中小個人企業は第一法則に則って商売をした方が良いということです。

では、具体的にはどうすれば良いのか?
一騎打ち戦で、接近して商売をするということです。

  一騎打ち戦=商品を絞る。地域や客層を絞る。
  接近戦=訪問販売、直接販売、ローラー作戦を実行する。問屋を通さない。

そして、攻撃力は「兵力数に比例する」のですから、昨日のブログにも書きましたが、大量に行動する、ということが必要になります。
  

第一法則に則った大量の行動=大量のインプット=そのまま結果に出やすい、ということ。

第一法則の攻撃力は「兵力数(=戦術量)に比例する」ので、やった分だけ見返りがある可能性が高い、ということです。

だから、日々私はメルマガやブログ、FB、Youtube、講演会で【大量に行動】するのです・・。

PS.
小さな会社やお店が【1番になるためのやり方】
・・・それが




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