「負けることはしたらいけないんです。僕たち芸人は勝たなくてはいけない。勝つことしかしてはいけない。その後、オール阪神・巨人の漫才を見て、正統派の漫才は止めようと思いました。同じことをやっても絶対勝てないから。」
(「自己プロデュース力」島田紳助著 ヨシモトブックス)
 

今日はあなたが商売人やビジネスマンであれば
勝てる土俵を探そう、というお話。

「酒井はいいなあ。
日本全国に行って、美味しいもの食って、
適当なことしゃべって、お金もらえて!」

て、て、て、て、適当なことをしゃべっているわけではないですが (;^_^A  
確かにありがたい仕事だと思います。
日本全国に行けます。2時間話してン十万円頂戴します。
お土産も頂きます。ご馳走して頂き、綺麗な宿に泊まることもあります。

ある本に書いてあったのですが日本で一番大きな講師派遣会社に登録している講師のうち年間に3本の依頼が来る講師って・・・2.8%くらいだそうです。

年間に3本依頼を頂いても食っていけませんね。
最低でも年間に50本は頂かないと講師としては食っていけません。
あなたの業界も競争が激しいかもしれませんが、実は講師の業界もモンのすごく競争が激しいのです。おそらく年間30本以上取れる専業講師は1割も居ないのではないでしょうか。

だから、最初に講師として仕事をする時に私は次のことを考えました。
 ↓
 ↓
【勝てる土俵】

たとえばビジネス関連の講演では次のようなテーマがあります。
経営戦略、事業計画、マーケティング、営業、技術開発・研究開発、生産・製造、ITビジネスシステム、経理・財務、コンプライアンス、危機管理、モチベーション、リーダーシップ、コミュニケーション、ビジネスマナー、安全管理etc。

このうち、営業のテーマで講師になろうと思うと生保の元トップ営業マンやカーディーラの元カリスマセールスマンといった強いライバルが既にいます。
私には勝ち目はない。

経理・財務のテーマで講師になろうと思うと会計士、税理士の皆さんには勝てない。
技術や研究開発のテーマは私には知識も経験も無いので勝てない。

では、私はどの土俵なら勝てるのかなあ~?っと、
それをず~っと考えました。

そして、主催者によっても企業、労組、官公庁、医療機関、教育機関、商工団体、業界団体等のカテゴリがあり、やはりそれぞれの講演の土俵は異なります。

私はどの土俵なら勝てるのかなあ~?っと、
それをず~っと考えました。

また、参加者によっても経営者、役員、個人事業主、起業志望者、士業者、農林漁業者、職場リーダー、パート職、営業職、店舗販売職、マーケティング職、製造職、研究開発職、人事総務法務職、財務職、若手・新入社員、中堅社員、ベテラン職員、男性社員、女性社員、定年前、定年後、求職者等々に分かれます。

私はどの土俵なら勝てるのかなあ~?っと、
それをず~っと考えました。

次のことは講師に限らずどの商売とビジネスでも同じだと思いますが、
(1)「どの土俵なら自分の経験や知識を活かせるのか?」
(2)「どの土俵なら強い競合が少ないのか?」
(3)「どの土俵なら需要があるのか?」
少なくともこの3つの交わる部分を真剣に探す必用があります。

あなたの商売やビジネスでは
(1)があなたの商品やサービスになります。
(2)は勝ちやすきに勝つ、戦わずして勝つ戦略の土台になります。
(3)が満たされないと仕事として継続できません。

だから、この3つは最低でもクリアできている部分を何とかして見つけ出さねばいけません。

どんなに一生懸命に頑張っても、
(1)魚が嫌いな人は釣堀に行っても魚を釣ることはできない
(2)釣堀に名人が何十人も居れば魚を釣ることはできない
(3)そもそも魚がいなければ魚を釣ることはできない
ということ。

冒頭の引用文で島田紳助さんは
「芸人は勝たなくてはいけない。勝つことしかしてはいけない」
と言っていますが商売人も同じですネ・・・。

あなたの勝てる土俵はどこにある?


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