こんにちは、年間講演依頼100本超のビジネス心理学講師・酒井とし夫です。

今日は最も効果的なインプット法についてお話をしましょう。

前回の記事で「自分をうまくダマせ!」というお話を書きました。
その中で、見たこと、聞いたこと、経験したことを効果的に記憶に定着させるには、定期的に復習をすることが大切ということを書きました。


言い方を変えると、一度や二度程度のインプットではそれは自分の血肉にならないということですね。インプットしたものを自分の血肉にするためには「定期的に復習をすることが大切」ということ。

「定期的に復習をすることが大切」
・・・これは【考え方】です。
【考え方】だけだとものごとは実現しません。
だから、それを【実行する仕組み】が必要になります。


「インプットしたことを自分の血肉にするには定期的に復習をすることが大切なんだな。
うん、なるほど!分かった!」
だけでは血肉にはなりませんものね。


では、どうすれば聞いたこと、見たこと、経験したことを定期的に復習することができるのか?
それが【実行する仕組み】になります。


私は今までの経験から次のことを信じています。
「最も効果的なインプットはアウトプットから生まれる。」


私は30代の頃、パソコンインストラクターの資格を取得するために学校に通いました。初級、中級、上級のコースに通い、筆記と実技試験を通して資格を取得しました。
その時は我ながらよく勉強したと思います。


でも、一番、知識とスキルが身に付いたのは学校ではありませんでした。
パソコン教室を開き、実際に生徒に「アウトプットする=教える」ことによって得た知識とスキルの方が圧倒的に多かった。


その時に
「最も効果的なインプットはアウトプットから生まれる。」
ことに気づきました。
アウトプットすることが、自分へのインプットになるんですね。


「酒井さん、9年間もよくメルマガを書くネタがありますね」
と言われますが、実は私は本で読んだこと、人に教えてもらったこと、ビジネス教材で学んだこと、セミナーで気づいたことをメルマガで書いています。


これは私からあなたへのアウトプットであるとともに、
自分へのインプットでもあるのです。


私は本で読んだこと、人に教えてもらったこと、ビジネス教材で学んだこと、セミナーで気づいたことをメルマガで書きます。YouTubeで話します。勉強会「ダイバーシティ・クラブ」で話します。そして講演会場で話します。さらにカミサンにも話します。


だから、一度見たこと、聞いたこと、経験したことを最低でも5回はアウトプットしながら、実はインプットしているのです。


これが私にとっての見たこと、聞いたこと、経験したことを効果的に記憶に定着させる効果的な【実行する仕組み】なわけです。


私は勉強会「ダイバーシティ・クラブ」のメンバーに次のように言います。
『大量の情報発信と大量の行動をしよう!』


大量の情報発信を実行するためには、大量のインプットが必要になります。
そして、最も効果的なインプット法は、何度も何度も大量にアウトプットすることなのです。

ぜひ、あなたもSNSでもいいし、社内でもいいし、家庭内でも、自主開催セミナーでもよいですからどんどん、どんどん、どんどん大量に情報をアウトプットしてみてください。
きっと、アウトプットすればするほど、インプットの効率が良くなることが分かるはずです。


最初は情報内容はつたなくてもいいです。
文章も、話も下手でいいです。

上手くアウトプットすることではなく、定期的なアウトプット=定期的な復習を実行する仕組みを作れることが大切なのです。

相手のために、そして自分のために、大量のアウトプットを。


(商工会議所講演会で人気講師・酒井とし夫)

▼よかったら応援のワンクリックを!


▼酒井とし夫の書籍
予算ゼロでも効果がすぐ出る 売り上げが3倍上がる!販促のコツ48/日本能率協会マネジメントセンター

¥1,620
Amazon.co.jp