こんにちは、年間講演依頼100本超のビジネス心理学講師・酒井とし夫です。

「酒井さあ、独立する気ある?」
「酒井さん、ウチに来ませんか?」
「酒井さん、本を書きませんか?」
「酒井くん、講師になったほうがいいで~!」

・・・っと、言われて私は独立し、転職し、本を書き、講師になりました。


人生の中で、私は自分で決めたことも多いけれど、
ふり返ってみると【他人に決めてもらった】ことも多い、です。

自分で決めるのではなく、人に決めてもらうというのは
「思考パターンを変える」
ということ。

人は無意識についつい自分がいつも使っている脳の部位を使い、いつも思っている心を使い、普段やり慣れている身体の動きを使います。

つまり、何ごとであれ、自分で決めると、いつもの自分のお決まりのパターンで思考し、判断し、行動してしまうということ。
だから、枠から外れることができないことも多いわけです。


自分の意思とは無関係に災難に会ったとか、病気になったとか、失業したとかいう状況に置かれると、普段の自分とは違う脳の部位を使い、いつも思っていることとは違う心の使い方をして、普段とは違う行動をすることがあります。

そして、そのことが
「新しい自分を発見し、思っていなかった良縁に出会う」
ことも多い。

使い慣れた脳の部位を使い、使い慣れた心の使い方をして、使い慣れた身体の動かし方をしていると、【いつもの自分で完結】してしまいます。

もちろん、それを悪いことと言っているわけではありませんが、放っておくと、人は無意識についつい自分がいつも使っている脳の部位を使い、いつも思っている心を使い、普段やり慣れている身体の動きを使うのだ、ということも意識しておくと良いと思います。

そのため、時には
【他人に決めてもらう】
という状態を自ら意識的に作ることも大切です。


たとえば、旅行プランを他人に決めてもらうとか、今日のランチのメニューを友人に決めてもらうとか、今週の訪問先を同僚に決めてもらうとか、休日の過ごし方を家族に決めてもらうとか・・。

案外、こんなちょっとしたことでも普段使っている自分とは違う自分を使うことになるので、視点が変わり、視野が広がり、新たな発見や気づきにつながります。

自分で会社を経営したり、管理職になると
「自分で決める」
ことが多くなります。

それが日常化すると、思考や視点の硬直化につながり、脳や心の発達を抑制します。

経営者、管理職、自営の方は月に一度で良いので【他人に決めてもらう】ことにトライしてみてください。

きっと、自分の知らない自分に出逢うはずです・・・。



(経営安定セミナー講師で人気・酒井とし夫)

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