人気若手プロレスラーが伝授する自信を持つ法
先日、出張先のホテルでTVを観ていたらある人気若手プロレスラーが出ていました。
彼は「自分に自信が持てない」という大学生の男の子に「自信を持つ方法」を伝授していましたが、これがとても興味深かった。
まず、プロレスラーは大学生の男の子の日々の言動をVTRで見ていて次のことに気がついた。
それは大学生の男の子が口癖のように話す
「すいません」
という言葉や否定的な言葉。
彼はいつも
「すいません、すいません」
と言うのだ。
そして、自分の意見をあまり言わない。
必要以上に人に気を使ってしまう。
もちろん、それは彼の優しさなのかもしれないけれ、本人が
「自分に自信を持ちたい」
と思っているのであれば、やはりこの癖は直した方がいい。
明治、大正、昭和の哲人・中村天風先生も常々次のように言っている。
「否定語は使うな」
人気若手プロレスラーは大学生に次のようなアドバイスを与えていた。
「すいませんは使わない。
友達の前で自分がなりたい自分を宣言しろ」
大学生の彼は友達を集めてこう宣言した。
「モテる男になる!」
少し、彼の表情が変わったのがTVを観ていた私にも分かりました。
もうひとつプロレスラーが気づいたことがある。
それは・・・姿勢。
大学生の彼は猫背なのだ。
いつも猫背で首を前に出し、背中を丸めて歩く。
だから、プロレスラーは胸を張るために広背筋を鍛えるトレーニングを指導した。
大学生の彼は日々そのトレーニングを続けた。
その彼が友達をひきつれてスタジオに登場した。
そこに居たのは最初のVTRに映っていた自信なさげな大学生ではなく、楽しそうに大学生活をエンジョイする若い男の子だった。
講演料1億円とも言われるアンソニー・ロビンズは次のようにセミナーで言っていた。
「フィジオロジー」
具体的に言えば身体の使い方と言葉の使い方で自分の状態が変わり、それにより行動が変わり、その結果、反応が変わって、仕事にも人生にも大きな影響を与えるということだ。
私は講演会場で参加者の方に
「3秒で落ち込んでください!」
というとみんなが下を向く。猫背になる。視線が落ちる。
「3秒で輝いていた自分になって!」
というとみんなの顔が上がる。胸を張る。目を見開く。
「すいません、すいません、すいませんと10回言って!」
というとみんなが下を向く。猫背になる。視線が落ちる。
「ありがとう、ありがとう、ありがとうと10回言って!」
というとみんなの顔が上がる。胸を張る。目を見開く。
日本全国どこでやっても同じである。
言葉の使い方、姿勢だけで仕事や人生は大きく変わるのである。
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