地元のホームセンターで買い物をすると金券(小さな紙片の割引券)をもらうことがあります。表面に「10円」「20円」「50円」と描かれている1色刷りの券です。でも、あまり利用したことがなくゴミ箱に捨ててしまうことがよくあります。
でも、よく考えるとその紙片は「10円玉」や「50円硬貨」と同じですよね。私は「10円玉」や「50円硬貨」をゴミ箱に捨てていることになります。
普段、手に握り締めた「10円玉」や「50円硬貨」をゴミ箱にポイッと捨てることはないけれど、小さな紙片の割引券だと捨ててしまうわけです。お金と違って「ありがたみ」が無いためです。
ということは売り手側が「お客さんのために良かれ!」と思っている割引券の配布やクーポン券の配布も、単に紙に「○○円券」と印字しているだけでは、お客さんはあまり「ありがたさ」を感じていない可能性があるということになります。
そんなことを考えていたら、ビジネス本に下図のような金券の見本例が掲載されていました。(「販売スタッフがワクワクつくる カンタンアイデア販促ツール」進麻美子著 同文舘出版 52ページより転載)
なんだか、本当のお金みたいに見えますね。本当のお金のように思えるので「ありがたみ」があります。このように割引券の紙片であっても「これはお金と同等の価値があるものなのですよ」ということが分かるようにしなければ、お客さんはその販促ツールを「ありがたい!」「ラッキー」「うれしい」と思わないということです。
販促ツールは「作ればよい」のではありません。お客さんが「ありがたい」と感じるように作らなくてはいけませんね。
小さな会社やお店ではお金をかけなくても売り上げを伸ばすためには知恵を絞ることが大切ですね。セミナー動画「新版・お金をかけずに売上を伸ばす!7つの広告宣伝販促ノウハウ」も参考にしてください。
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