商売では身内には売るな!優秀な営業マンの教え
今日も絶好調!年間講演依頼100本超・ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。
ある生保で優秀な営業成績を上げている方に訊いたことがあります。
「辞めていく方の特徴ってありますか?」
その時の答え。
「友人、知人に保険を売っている人。
それが一巡すると辞めていきます。」
その答えを聞いて
「なるほど!」
と思いました。
私も自分の勉強会メンバーには次のように伝えています。
「勉強会での営業活動禁止。」
それはメンバー内部で売り買いするよりも、
メンバーの先にあるもっと多くの潜在的な見込み客につながる可能性の方がビジネスチャンスが大きいということを知って欲しいからです。
ジラードの250の法則というものがあります。
これは世界No1セールスマンと言われるジョー・ジラード氏の著作で紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
人は誰でも平均すると知り合いが250人いるのだそうです。さらにその250人にもさらに知り合いが250人いるわけですから、知り合いの知り合いは6万2500人存在することになります。
つまり、あなたの目の前にいる一人を大切にして、信頼関係を築き、良好なコミュニケーションを継続してとることができるとその後ろに莫大な市場があるということです。
だから、私自身も出逢った人には「売ろう」とはしません。
その人に売らなくても、その人と信頼関係を築くことができれば、自然に次のように紹介してくれますから。
「それなら、あの人にお願いするといいよ。」
私の講演依頼はほとんどこのパターンです。
出逢った人に
「講演に呼んでください!」
出逢ったその人に御礼を言い、仕事をして、お礼状を書き、フェイスブックで友達になり、折に触れコメントやメッセージを送ります。相談を受ければできる範囲でフォローします。
ただ、それだけです。その人には「売ろう」とはしません。
つい、商売が苦しくなると目の前にいる人、友人知人、身内に売りたくなる。
その気持ちも分かります。
でも、そこをぐっとこらえられると
どんどん市場が広がります。
目の前の人に売ると、
次から次へと売る相手を探すようになります。
でも目の前の人を大事にすると
次から次へと勝手に依頼がくるようになります。
するとビジネスで一番コストがかかる営業、広告、販促コストがかからないので収益性も高まります。
売ろうとすると
売れなくなるのです。
中小個人企業は
売らずに
売れるようにせねばいかんです・・・。
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