「中小企業はニッチな市場でナンバーワンを目指そう!」と言われます。
あなたはなぜナンバーワンが大事なのだと思いますか?
たとえば、あなたの会社がある地域で競合よりもお客の数が多いとします。つまり特定市場でナンバーワンです。
するとお客様の所にうかがう移動時間が少なくなりますよね。だって、その地域にお客様が密集しているわけですから。
そのため打ち合わせ、納品、集金業務、アフターサービスの移動時間も少なくなる。すると移動コストが下がるから利益は結果として増えやすくなります。
さらに、前回の記事で書いた【商売の公式 その1】で解説した下記の(1)が減ります。
(1)移動時間
(2)社内業務時間
(3)お客とのコミュニケーション時間
ということは会社の栄養素である利益を生む時間としての(3)が相対的に増えます。
だから、やはり利益が結果として増えやすくなります。
また特定の地域でナンバーワンになると知名度が上がりますから営業活動、新規開拓が楽になる。さらに紹介も増える。すると商売で一番コストのかかる新規客獲得のコストがぐっと下がる。だから利益が結果として増えやすくなる。
さらに競合が仕事でミスをしたり、失敗したりするとその仕事は大半が1位の会社に流れます。するとやはりお客獲得のコストがぐっと下がる。だから利益が結果として増えやすくなる・・・・。
こういったことが相乗的に重なり合ってナンバーワンの会社やお店は利益が出やすくなるわけです。
これが【1位の公式】です。
だから
「私にはナンバーワンなんてムリ」
と思っている人は
あれこれ手をだすけれど
1位がないので永久に利益が出にくい。
前回の記事でも書きましたが
「おっかしいなあ?
毎月、毎月、忙しく動いているのに
なんで儲からんのだ??」
という人はこういった利益を生むための公式を理解していないことが多い。
私は商売には【絶対】はないけれど【公式】はあると思っています。
その公式のひとつがランチェスター経営戦略。
実は私はランチェスター経営の認定講師でもあります。その私が全6回にわたって【商売の公式】をあなたにお話します。