商売繁盛心理学・ビジネス心理学講師 酒井とし夫

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タグ:緊張

プレゼンやスピーチでの人前緊張や震え改善のコツ

私は20代の頃、広告制作会社を運営していました。その時、プレゼンが大の苦手でした。緊張してしまうからです。そのためコンペプレゼンでの勝率はあまり良くありませんでした。

でも、ある時からプレゼンに連勝するようになったきかっけがあります。それは考え方を「緊張しないように話そう」ではなく「熱く語ろう」と変えた時からです。


それまでの私はプレゼンでクライアント(お客さん)に緊張を悟られまいとしていました。緊張感を隠すためにプレゼンの前に何度も何度も何度も繰り返し繰り返し一字一句を暗誦するように練習しました。その結果、時にはプレゼンに勝ち、大きな仕事を獲得することもあったのですが、緊張感からボロボロになることもありました。


あるプレゼンの時に私はなぜか熱くなってしまい、時間も考えずに熱心に自分の考えをクライアントに語り続けたことがあります。プレゼン終了後、それまでのプレゼンの満足度とは比べ物にならないくらいに自分自身の中で充実感と達成感がありました。もちろんプレゼン中は自分が緊張していることすら忘れていました。

その日、事務所に帰る電車の中で
「プレゼンやスピーチでの人前緊張や震え改善のコツはこれだ!!」
という確信が生まれました。


それ以降、プレゼンでは「上手く話そう」とはせずに、「熱く語る」ことを心掛けました。自分で考えた企画を「上手く話す」のではなく、自分の信じることを「熱く語る」のです。

熱く語っていると次第に緊張感などどこかへ行ってしまい、熱弁をふるっている自分が居るだけになります。一種の没頭状態です。自分を飾らずにありのままストレートに出している、あるいは自分に酔っているという表現の方があっているかもしれません。

スマートではなく、泥臭いのですが、キレイに格好良く、上手にまとめる、のではなく、自分を飾らずに、単に思いを熱く語るという姿勢です。その後、クライアントにも私の熱意が伝わるようになったせいかコンペ形式のプレゼンテーションでは連戦連勝で勝ち続けました。


また、披露宴のスピーチもよく頼まれていたのですが、やはりいつも緊張してドキドキしていましたが、こちらも「上手く、格好良く話す」のではなく、新郎新婦の幸せを心から願う、その気持ちを正直に言葉に乗せて「熱く語る」ようにしてから上手く行くようになりました。



人前で話すと緊張から早口になる人へ

人前で話をすると緊張感から話のペースが早くなる人がいます。そのような人は無理にゆっくり話そうとするとペースが乱れて上手く話をすることができなくなります。
人前で話すことに慣れるまでは口調が早い人はその早さをあまり気にする必要はありません。

早口で話すことに関するいくつかの実験があります。
パックウッドという心理学者は患者の心の病気を治すのに成功しているカウンセラーにはどういう特徴があるのかを調べてみました。

一般に考えられるのは、「人柄が温かい」カウンセラーのほうが患者の気持ちを癒せるように思いますが、実験結果、成功しているカウンセラーというのはたいていの場合、「早口」だったのだそうです。

また、ミラーという心理学者は、お店の買い物客にラジオ番組を聞かせるという実験をしました。その時にはラジオの話し手が「速く話す」番組と、「遅く話す」番組を聞かせ、お客さんがどのような反応をするかを調べる実験だったのですが、買い物客たちが心を動かされて購入するようになるのは早口でしゃべっている番組を聴いた時だったそうです。

だから、あなたが緊張感のあまり早口になったからといって気にする必要はありません。むしろ、「説得力が出る!」といった程度に考えておいた方がよいです。慣れてくると抑揚やスピード、間の取り方をコントロールできるようになりますので、あまり早口は気にする必要はありません。

ただし、緊張やアガリ自体は放っておいても治りません。むしろ年月が経つほどその度合いはひどくなります。緊張とアガリの改善克服には一日でも早めに取り組むことが大切です。

人前で話す時に緊張して不安になる人へ!怖い顔をした人は怖くない

人前で話していて、ふと視線を上げると参加者の中に「怖い顔」でこちらをにらんでいる人です。人前で話をすることに不安を感じる人や緊張症、アガリ症の人は、この「怖い顔」をしている人を眼にしただけで心臓の鼓動が早くなります。

「何か怒っているのだろうか?」「自分の話がつまらないのだろうか?」などと余計な心配が頭をよぎります。

でも、安心してください。ほとんどの場合、「怖い顔」でこちらをにらんでいる人は単に「真剣に聞いている」だけです。

実は私自身があるセミナーに聴講生として参加をしていた時に、その時の講師の方が講演中に近くに来てこう言ったのです。
「ずいぶんと怖い顔をされていますが、どうかされましたか?」

私はその講師の方の話す内容がとても良かったので一言も聞き逃すまいと「真剣に聞いていた」のですが、おそらく壇上の講師の方からは「ずいぶん怖い顔をしてこちらをにらんでいる奴がいるなあ。」と思ったのでしょう。

私自身も講師として壇上に立つようになってから分かりましたが、怖い顔をしてこちらをにらんでいる参加者の方ほど、講演後に名刺交換に来てくださいます。そして、「とても役に立ちました。」「よいお話をありがとうございました。」と言ってくださるのです。

このような方は怒っているから「怖い顔」なのではなく、真剣なので「怖い顔」になるのです。だから、あなたが参加者の中にうなずく人を見つけようとして、「怖い顔でこちらをにらんでいる人」を見つけたら、怖がらずにこう思ってください。
「この人は真剣に聞いてくれているのだ。私の味方だ。」



人前で話すと緊張する人はうなずく人を見る

人前で話すと緊張する人は人前で話をする時にはなるべく会場全体を見るようにします。恥ずかしさのため視線を上げないで話す人がいますが、それは緊張症やあがり症克服のためにはもったいないことです。

なぜかというと視線を上げて話すと「あなたの味方」が見つかるからです。
会場内にはあなたの味方がいます。それはあなたの話を聞きながらうなずく人です。

披露宴会場でも、会議室でも、講演会でも必ずあなたの話しにうなずく人がいます。視線を上げて話すとその人が見つかるのです。うなずく人が何人か見つかったらその人をたまに見るようにして話をすると落ち着いてきます。

うなずきは、「あなたの話を聞いていますよ」というサインであり、会場内でもハッキリと目で見えます。

うなずくというのは、肯定の意思表示です。人は肯定されると安心感を覚えます。そのため場内でうなずく人を見つけて、その人を見ながら話をすることは、話し手にリラックスした状態をもたらす効果があるのです。あなたも大勢の人の前で話をする時には、視線を上げてうなずいている人を見つけてください。

緊張やアガリは放っておいても治りません。むしろ年月が経つほどその度合いはひどくなります。緊張とアガリの改善克服には一日でも早めに取り組むことが大切です。

  

あがり克服と震えや緊張改善には視線を外す

あがり克服と震えや緊張改善には会議、プレゼン、講演の最初の部分、序盤部分では
「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」
「レジメの○ページを開いてください。」
といったように相手に資料を見てもらうように話の構成を考えましょう。

アガリ症や緊張タイプの人は「大勢の人の視線」を感じるから「緊張」します。そのため、私自身は会議、プレゼン、講演の前半部分で、意図的にこの「大勢の人の視線」を私から外すようにしているのです。

「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」「レジメの○ページを開いてください。」と言いながら、私に向けられていた「大勢の人の視線」を資料に向かわせて、しばらく資料に書かれているデータや今日の話の概略、自分のプロフィールなどを説明します。「大勢の人の視線」を自分から外しながら、話を進めている間に自分の緊張感が和らいでいくのです。

披露宴などでは「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」とは言えないので「新郎の顔をご覧頂くと分かりますが・・・」「あちらに新婦のお母様がいらっしゃいますが、私はお母様に学生の頃とてもお世話になったことがあり・・・」といったような話を入れて、聞き手の視線を自分から外すようにしても良いでしょう。

アガリ症、緊張症、震えや赤面は放っておいても治りません。むしろ時間が経てば経つほどアガりの度合いはひどくなります。アガリ症、緊張症、震えや赤面の改善と克服対策はお早目をお薦めします。 


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