『私たちは不快に思う人から離れるように体を傾けるだけでなく、心地よく感じない人、または嫌気がさしてきた人からは、徐々に向きを変えていく。』
(ジョー・ナヴァロ)
40歳の時、私は東京での商売に失敗して借金を抱えて田舎に戻り、就職活動をしていました。地元で駐車場管理の募集がありました。私は履歴書を持参して面接に行きました。
面接担当者は私に身体を正対させず上半身を右に大きくひねり半身(はんみ)になって腕を組んでいました。しかも足を組んで顔は壁の方を向きながら私の履歴書に目を通していました。
その人はずっと半身のまま腕と足を組み、身体をソファーに沈み込ませて目も合わさずに私の話を聞いていました・・・もちろん不採用。
もし、あの時に採用されていたら今頃は私は駐車場の管理人。
担当者には私の印象が悪かったのかもしれない。
もちろん、私の目にもその人はとても印象が悪かった。
心は姿勢に現れる。